Kit_A ( a.k.a. KITA YOSHIKI )

Roadcone with ....

 ロードコーンは、人間が係る場所に置かれます。それは、これから作られていく場所だったり、人がすごく集まる場所だったり、人の手に触れてほしくない場だったり…。人がいる場所、いた場所を証明するものの一つとも言えるでしょう。 また、本来は道路標識と同様に「注意喚起」などのために使われる物ですが、その形状の愛らしさからいろいろな使われ方をもしています。

※札幌国際芸術祭(2014.07.19〜09.28)の期間、その風景、係る人々をロードコーンと一緒に撮影、その様子を紹介するページとして作成したのがはじまりです。

↑ Roadcone with you. ロードコーンと一緒に撮りました。click!!

2022年3月5日土曜日

「殺さないための葬送曲」



  今回の展示作品は、むかわ町穂別のイベント「恐竜アカデミア」の「ポンぺツ藝術要塞」(2017)に制作した「発掘 ~先史時代の遺跡から~」を本体にして、市立小樽美術館での企画展「風土」(2019)に出品した「Phoenix ~不死鳥~の一部を壁に並べた。


「死なないための葬送」

 新たに制作したのは、ケース部分で、これは荒川修作の初期作品の棺桶型の立体のケースをほぼそのまま模倣した。1950年台の荒川作品を並べた作品展のタイトルが「死なないための葬送」(2010年国立国際美術館)で今回の自分の作品タイトルもそこからの転用。

 

「自由の敵に自由を許すな」

 寺山修司の映画「書を捨てよ町へ出よう」(1971)のワンシーンでグラウンドに書かれた言葉。今回の制作で当初タイトルは「発掘」か「不死鳥」のつもりだったが、ここ一週間のニュースを見ていて、今はストレートに言うべきタイミングなのだろうという気分になった。


「渚にて」「博士の異常な愛情」「未知への飛行」

 世界の終末を描くSF作品は多く、核戦争をテーマにした映画は子どもの頃から真剣に見入った。絵空事だと思える日はいつまで経っても来ないどころか、映画の中の世界がどんどん身近になっている



  「グッバイアートスペース201」展 後期


     2022年3月3日(木)〜3月8日(火)10:00〜19:00(最終日は17:30まで)

    アートスペース201

    札幌市中央区南2条西1丁目7−8 山口中央ビル 5・6F




「殺さないための葬送曲」または、「核を捨てよ、地球(そと)を見よう」 ~ No Nuclear !! No To War !!! ~