Kit_A ( a.k.a. KITA YOSHIKI )

Roadcone with ....

 ロードコーンは、人間が係る場所に置かれます。それは、これから作られていく場所だったり、人がすごく集まる場所だったり、人の手に触れてほしくない場だったり…。人がいる場所、いた場所を証明するものの一つとも言えるでしょう。 また、本来は道路標識と同様に「注意喚起」などのために使われる物ですが、その形状の愛らしさからいろいろな使われ方をもしています。

※札幌国際芸術祭(2014.07.19〜09.28)の期間、その風景、係る人々をロードコーンと一緒に撮影、その様子を紹介するページとして作成したのがはじまりです。

↑ Roadcone with you. ロードコーンと一緒に撮りました。click!!

2015年8月4日火曜日

マイナスアート展はじまりました。

 マイナスアート展が帯広市でスタート。
 総勢50名を越える作家とパフォーマンス系のアーチストが一ヶ月間、現在は使われていない旧「ホテルみのや」を舞台に展覧会を行います。

 スタートしてみて自分もようやく他の作品を見ることができましたが、ホテルの部屋ごとを中心に展示につかうということで、グループ展というより、個展がまとめて開かれている感じです。ホテルを利用した展示ということでアートフェア系のものを思い出す方もいるかもしれませんが、基本は一人一部屋なので展示自体はゆったりしているかもしれません。また、展示場所が何か出そうな廃ホテルということで、そのイメージを拡大したような作品も見受けられ、真夏にある意味ぴったりかも…。(5月の下見のときはもっとホテルの中は荒れていて、本当に気持ち悪かった(笑)。)


kit_aさん(@kit_a)が投稿した写真 -

 "OFF LIMITS"(オフ・リミッツ)と名付けた自分の今回の展示はビデオインスタレーションでホテルのあちこちの部屋に破棄されていたテレビを集めてのもの。部屋の前から見ると一つだけテレビが見えて、かなりぶっきらぼうな感じ。ロッカー、ユニットバスに残りの6台を展示してるんだけど、自分ではどうにもどうすれば展示を効果的に見せる写真になるかわからない。他の人がどんな切り口で写真を撮ってくれるか、記録集は楽しみ。
 中央の一台は帯広市内で撮った写真をコーンの位置を一致させて時間軸上で重ね合わせた作品。これは、かつて室蘭でやった手法と同じ。
 ユニットバスのドアから正面に見える一台は、コーンを「レイヤー上で重ね合わせたもの」で、時間に沿って枚数を増やしたり減らしたりすることで動画になっている。実は、入り口正面のテレビを長時間露光撮影をすることで同じような写真を撮れる。時間軸上で重ね合わせた写真は、シャッターを開く時間でレイヤーの枚数に置き換えることができる。これは、発表は初めてで今後これを利用した展示のパターンも幾つか計画中。


 このテレビの二台は兄弟のようなものになっていて、モチーフは、帯広市内のドキュメント写真と、もう一方は、廃ホテル内のフィクション写真という対比構造にもなっています。

 ユニットバス内には「浴槽のお湯は抜かないでください。」という張り紙がありますが、これは実際にホテルの共同風呂に貼られていたもので、この張り紙を見てこの展示の原型を思いついたので自分にとってかなり重要なので、はがしてきて自分の展示に使っています。





 

正面のテレビをシャッター速度を2秒で撮影したもの



マイナスアート展WebPage内『Kit_Aページ』
http://tokachiart.jp/minus-art/artist/kit_a/ 


『Roadcone with…』Facebookページ
https://www.facebook.com/roadconewith







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