Kit_A ( a.k.a. KITA YOSHIKI )

Roadcone with ....

 ロードコーンは、人間が係る場所に置かれます。それは、これから作られていく場所だったり、人がすごく集まる場所だったり、人の手に触れてほしくない場だったり…。人がいる場所、いた場所を証明するものの一つとも言えるでしょう。 また、本来は道路標識と同様に「注意喚起」などのために使われる物ですが、その形状の愛らしさからいろいろな使われ方をもしています。


※札幌国際芸術祭(2014.07.19〜09.28)の期間、その風景、係る人々をロードコーンと一緒に撮影、その様子を紹介するページとして作成したのがはじまりです。

「境界」「結界」「標識」「看板」「信号灯」としてのROADCONE

 1920 年代には、車輪止めとして石でつくられたものがその原型として存在していたに過ぎない『ロードコーン(Road cones)、トラフィックコーン(Traffic cones)、またはパイロン(Pylons)、(カラーコーンは(株)セフテックの登録商標)※以後、「ロードコーン」と呼ぶ』が現在の形状になったのは、歴史的な時間経過による形態、形状の変貌があったわけではなく、アメリカの Charles D. Scanlon の 1943 年の発明、特許取得によるものらしい。(ちなみに彼はロサンジェルス・シティーの通り絵画部門のための画家だったとある。)その後実際に使用されるのは 1958 年で、1961 年にはプラスチック・コーンが登場した。(~wikipedia Traffic_coneより抜粋)

 ドイツのロックバンド「Kraftwerk」のファーストアルバムのジャケットはオレンジに白の縞が入っている「ロードコーン」のイラストである。このイラストに見るオレンジの「ロードコーン」は、現在でも世界で最も多く見られる色合い形状にもので、40年以上もほとんど変わらず存在しているのは、この形状がロードコーンを示すアイコンになっているからであるとも言える。(ちなみに日本では赤の無地のものが一番多いと思われる。) 





「ロードコーン」の役割として大きいものは、交通整理などの「注意喚起」であるため、その色彩は非常に視認性が高いものが多く、それが置かれる状況によっては暴力的でさえある。
 2007 年に有名漫画家の家が地域の景観を損ねるデザインであるといって周辺住民が訴訟を起こしたことがあった。裁判までなったこの家の色彩は赤と白のボーダーカラーであり、まさに「ロードコーン」カラーである。しかし、道路工事や作業中におかれる「ロードコーン」に「景観問題」と唱える人はいないと思われる。これは、まず第一に「ロードコーン」の存在は「仮設」的なものであるという点にある。「一時的だから」「工事の間は危険であるから」「その後に建つもののために」... 事件や事故のときには必ず「ロードコーン」は使われる。「立ち入り禁止」のテープとともに黄色と黒のものか赤のものが数多く並ぶ現場は当たり前の光景でそれがなにを示しているかは誰もが知っているところである。

  では、そのデザインは忌み嫌われているかというと、決してそうではない。先にあげた「Kraftwerk」のジャケットデザインにあるようにアイコンとしての「ロードコーン」には、人間が関わるものとしての意味があり、発展する街の代名詞でもあるのだ。もともとは、上述したように「注意喚起」の意味合いが大きかった「ロードコーン」ではあったが、色彩にバリエーションを与えたり、店の名前を入れるなどして看板代わりに使用するなど、本来の使用目的を広げてまで利用する人が多いのは利便性以上にその形状に愛着を感じている人が多いからに他ならない。 


※「road cone」の表記が本来であるが、インターネット上での流通、また、一物体の固有名詞としての「roadcone」の表記が自分にはぴったりくるので、後者を好んで使っています。

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