Kit_A ( a.k.a. KITA YOSHIKI )

Roadcone with ....

 ロードコーンは、人間が係る場所に置かれます。それは、これから作られていく場所だったり、人がすごく集まる場所だったり、人の手に触れてほしくない場だったり…。人がいる場所、いた場所を証明するものの一つとも言えるでしょう。 また、本来は道路標識と同様に「注意喚起」などのために使われる物ですが、その形状の愛らしさからいろいろな使われ方をもしています。

※札幌国際芸術祭(2014.07.19〜09.28)の期間、その風景、係る人々をロードコーンと一緒に撮影、その様子を紹介するページとして作成したのがはじまりです。

↑ Roadcone with you. ロードコーンと一緒に撮りました。click!!

Cone and I (※増補版)

500m美術館賞グランプリ展示「Around The Roadcones

Box4 





「注意喚起」の意味合いが大きい「ロードコーン」だが、色彩にバリエーションを与えたり、店の名前を入れるなどして看板代わりに使用したりするなど、本来の使用目的を超えて利用する人が多いのは利便性以上にその形状に愛着を感じている人が多いからに他ならない。
(※英語の綴りは、本来は「roadcone」ではなく「road cone」。)
ここでは、札幌市地下ギャラリー500m美術館の「500m美術館賞グランプリ展示Kit_A『Around the roadcones』(2018年1月28日〜3月27日)」の【box4】「Cone and I」のキャプションを補足するページとして活用する。このboxで展示しきれなかったもの、キャプションの補足など、展示期間中も内容を充実させていきたい。
(ブログは→「ROADCONE with YOU」

※補足
2018.01.30
2018.02.01
2018.02.07 【マンガ「いぬやしき」「ドトウの笹口組」】の項目に「やしろあずき」について
2018.02.13 【VLC】その他
2018.02.18 画像追加
2018.-3.14 項目追加、他





【クラフトワーク 1st アルバム「クラフトワーク」】


ロックファンには言わずと知れたクラフトワークの幻の 1st アルバム(現在は廃盤)。1960~70 年代当時のビデオを Youtube などで見るとステージの傍にロードコーンを置いて演奏している。
因みに 2nd アルバムは緑色のコーン。3rd アルバムではバンドのシルボルのように扱われている。

※「コーンのイメージは、初期メンバーでアンディ・ウォーホル好きのクラウス・ディンガー(’83没)が持ち込んだもの。」ということを美術評論家の椹木野衣さんからトークセッション時(2018.01.27札幌市資料館)に教えていただいた。(クラウス・ディンガーは、クラフトワーク脱退後ノイ!(Neu!)を結成。)
ライブでコーンが置いてあるのはドラマーのディンガーの横。
https://www.youtube.com/watch?v=YF1B4smQL7s












                                   





【コーン通り】


工事などの関係でロードコーンが並ぶコーンストリートがある。そういったコーンを順番に撮影して重ね合わせると、同じ風景が微妙なズレで重なるため、背景が消え失せはしない。




Glasgow Gallery of Modern Art


友達に貰った美術館のグッズ。イギリス、グラスゴーのギャラリー・オブ・モダンアート。入り口に立つ「ウェリントン公爵」像にイタズラで被せられたコーンは、いつのまにか周囲に愛される存在となりグッズにまでなった。2013 年、市議会で台座を高くしてコーンを被せられないようにする議案が出たが、反対署名が多数集まり断念された
https://en.wikipedia.org/wiki/Gallery_of_Modern_Art

Wiki-pediaの「Traffic cone」で、紹介されているconeの4つのうちの一つでもある。





【オモチャ、プラモデル】


現代の街並みのジオラマをつくるなら、ロードコーンは欠かせない。 プラモデルやらジオラマのための可愛いコーンが存在する。
※モデル製作 kit_A2 号(歳) 「本当は苦労して看板などのデカールも貼ったが、展示していない。」








                                   









【マンガ「いぬやしき」「トドウの笹口組」 


ロードコーンが風景の中に描かれるマンガは多いが見るとなんか違う。奥浩哉はコーンをリアルに描くし、登場回数も多い。多分コーンファン。アニメ化された同タイトルのコーンも◎。
この展示を始めてから、他の漫画家の名前も耳に入るようになった。
「やしろあずき氏の展示かと…」のようなtweetが目に入り、amazonで注文。
「スタバで見た小学生の話」のtweetは有名。これは知ってたが、パイロン(ロードコーン)好きとは知らなかった。誕生日プレゼントに異常にコーンが届くらしい。










                                   









【500m美術館】


ここ、500m美術館に限らず、イベントスペースの飾り付けや撤去作業では活躍する。そのままどこかに動いて行きそうに思える。
下の動画はむかわ町のイベント「恐竜アカデミア」時に道路に並べられたコーンを撮影して繋いだもの。
約100個のコーンが並んだ。



【開放時間を長く】 


隣のビデオのような中心にロードコーンを据えた動画をカメラのシャッターの開放時間を長くして撮影するとこうなる。現在の作品のアイディアの発端。

ちなみにこの写真の元になった展示は以下に。
※帯広コンテンポラリー「マイナスアート」
http://siaf2014cone.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html
※動画



【ロードコーンの専門書】 


ロードコーンについて語っている、解説している本などなかなか無い。この本ではマンホールの蓋などと一緒に道路脇に存在するないげないものを取り上げ解説している。ロードコーンの製造会社なども掲載されているが、現場向けの本では無い。





【調味料入れ】 


TDW(東京デザイナーズウィーク)を観にいったときに、バックに小さいコーンを下げていたら後ろから声をかけられて売りつけられた。先から調味料が出る。入れ替えは底から。 円錐形なので底の蓋の引っ掛かりが悪く、中身の調味料をテーブルの上にぶちまけることになる。スペインの Design Studio Labylinth の製品。写真はデザイナー。






【500m美術館】 


この写真はここ「500m美術館」を撮影した写真を重ねあわせてつくったもの。






【未来のコーン】 


コーンはリアルは現代を描くのに適したモチーフ。では、未来のコーンはどうなる?交通法規で定められている訳ではないが、この円錐形を変えたら意味は通じなくなる。 アニメ映画「AKIRA」では、1988 年公開時に 30 年先の未来の 2019 年(!もう、来年だ。)のコーンが登場。30年後はこういう細部は変わらないという読み通り。コーンをバイクで吹っ飛ばす。好きな人には有名なシーンだが、マンガ原作にはないカット。



【写真を重ね合わせて新しいイメージを】


一番の左のボックスには270枚ほどの写真を並べた。(box1 -Around the Roadcones」) この枚数は、二つ目のボックスのうちの一枚をつくるのにかかった枚数と同じくらいだ。(box2 - cones line」「円錐形な日 / a conical day」)



"Redbull Airrace” の Pylon gate !


日本でも開催される曲芸飛行機レース。ディズニーのアニメのモチーフにもなっているやつ。
コーンをモチーフにしたゲートが素敵!
高さは23m!
ダミーではあるが世界最大サイズのコーン。











http://airrace.redbull.com/



【VLC


アイコンがロードコーン。
「VLCメディアプレーヤー (VLC media player, VideoLAN Client) は、クロスプラットフォームで動作するメディアプレーヤーである。〜(Wikiより)」
Wiki-pediaの「Traffic cone」で、紹介されているconeの4つのうちの一つ。つまりは、世界の4大有名コーンの一つ。
Kit_Aも愛用するアプリ、様々なOS用があるので、PCでもスマホでも。














VLC公式ページ







このページは、「500m美術館」(札幌市大通り地下ギャラリー)の展示の説明です。





0 件のコメント:

コメントを投稿